カトリック宗派

キリスト教の宗派

世界的には、もっとも信者数が多いと言われるキリスト教ですが、わが国では神道や仏教が多数であるということもあって、その内容について詳しいことはよくわからないという人がほとんどなのではないでしょうか。

たとえば、キリスト教にはカトリックやプロテスタントなどいくつもの宗派があるのですが、それぞれの違いについてはあまり知られていません。

そもそも、キリスト教には、聖書やキリストの教えを広めたり、信徒の心の支えとなることなどを目的とした「教会」があります。

時代や歴史の流れとともに、教会組織は次第に整備されていくこととなりますが、カトリックやプロテスタント、そしてギリシャ正教会といった宗派は、教会組織の整備の中で分かれていったものと考えることができます。

カトリックとは

このように組織整備の中で分かれていったキリスト教の宗派の中で、ローマ教皇を中心とした最も大きな組織がカトリックです。

カトリックは、西方教会やラテン教会などと呼ばれることもありますが、いずれも使徒ペテロを教会の創設者とした教会が信者たちの集まりの場となっています。

個々の教会で信者たちの信仰生活を指導するのが司祭(神父)と呼ばれる聖職者であり、これら個々の教会は、司教によって束ねられるという組織構造になっています。
各教会の頂点に立つのがローマ教皇であり、現在もローマ教皇はバチカン市国を拠点としてカトリック教会の中心としての職務を果たしています。

ちなみに、バチカン市国とは、ローマ市の西側に位置する世界最小の国家です。
バチカン市国には、ローマ教皇の住まいがあり、カトリック教会の総本山ともいうべきサン・ピエトロ大聖堂(聖ペトロ大聖堂)があります。

バチカン市国には、ローマ教皇の活動を補佐するためのローマ教皇庁も組織され、各時代が抱える問題についての対応を行っています。

教皇庁は、国務省とその他9つの省に加え、三つの裁判所、十一の評議会および事務局などによって組織されています。